過去(2012年まで)のイベント


袴田ひで子さん全国スピーキングツアー(証言の旅)静岡講演 報告

2012/10/31 21:22 に Yasukazu Makino が投稿   [ 2014/06/26 3:33 に更新しました ]

2012年10月14日(日)、静岡県産業経済会館において、袴田ひで子さん全国スピーキングツアー(証言の旅)静岡講演「袴田事件 最愛の家族を取り戻すために」を静岡グループ主催で行ないました。

無実の死刑囚・袴田巌さんの実姉・ひで子さんと、袴田巌さんを救援する清水・静岡市民の会の山崎さんにお話をしていただきました。約65人の方がご来場くださいました。

ひで子さんは、ご家族としてどのように巖さんを支援してきたか、面会に行ったときの巖さんの様子、最後まで巖さんを支え続けようとする決意、などをお話しくださいました。また、山崎さんは、 捜査・裁判のあり方や死刑制度についての問題提起をされました。

袴田巖さんの一刻も早い再審開始を望みます。


【アムネスティ日本支部声明】

本日、袴田事件の第二次再審請求の審理におけるDNA鑑定の結果から、袴田巖氏のDNAと、犯行時に着ていたとされる衣服の血痕のDNAとが一致しないことが明らかになった。アムネスティ・インターナショナル日本は、静岡地方検察庁に対し、新たな証拠にもとづく再審開始の手続きを、即時抗告などによって妨げないよう強く求める。


今回、DNA鑑定の結果が出された衣服は、1968年に袴田氏に対する死刑判決の有罪認定を基礎づけた証拠である。そして、鑑定結果は、この証拠に証拠能力及び証明力がないことを明らかにするものである。そうすると、この鑑定結果は、袴田氏の無罪を基礎づける新規の証拠であるといえ、再審請求の理由が認められる。よって、司法は、刑事訴訟法435条及び448条にもとづき、直ちに再審開始を決定すべきである。


また、「再審開始の決定」がなされた場合、静岡地方検察庁は、即時抗告などで再審開始手続きを妨げてはならない。日本では、死刑確定事件で再審が開始され無罪が言い渡されたのは、1980年代の4つの事件に留まり、それ以降は現在に至るまで、1件もなされていない。この背景には、検察が原判決の有罪判断の維持に固執することによって、再審の実現を難しくしている事情がある。しかしながら、当初から袴田事件は、その取調べ過程における不公正な手続きが問題となってきた。検察庁は、袴田事件における究極的な不正義に真摯に向き合い、今こそ司法の正義を実現すべきである。


袴田巖氏は、逮捕時から数えて実に45年以上も拘禁され、現在76歳の高齢である。また、袴田氏の精神の健康状態が懸念されていることは、日弁連による2011127日付「東京拘置所死刑確定者心神喪失に関する人権救済申立事件(勧告)」にも明らかである。袴田氏の年齢、健康状態を勘案すれば、審理を長期化させる猶予は残されていないのである。検察庁には、DNA鑑定の明白性と、袴田氏の置かれた客観的な状況に鑑みて、自由権規約143(c)、憲法371項及び刑事訴訟法1条の「迅速な裁判」の要請にもとづき、再審の早期実現に協力すべき法的、道義的責任があることは明らかである。アムネスティは、再審開始の手続きを即時抗告などによって妨げないよう、検察庁に改めて強く求めるものである。


アムネスティは、あらゆる死刑に例外なく反対する。死刑は生きる権利の侵害であり、究極的に残虐で非人道的かつ品位を傷つける刑罰である。アムネスティは日本政府に対し、死刑廃止への第一歩として、袴田巖氏を含めた全ての死刑囚について、公式に死刑の執行停止措置を導入するよう要請する。アムネスティは、袴田氏の事件について、世界的な規模で支援の取り組みを続けている。


2012416

公益社団法人 アムネスティ・インターナショナル日本


「待ったなし!取調べの可視化~えん罪被害者をなくすために」セミナー報告

2012/06/07 5:25 に Yasukazu Makino が投稿   [ 2014/06/26 3:32 に更新しました ]

5月26日(土)の夜には「待ったなし!取調べの可視化~えん罪被害者をなくすために」と題して、日弁連の弁護士を講師に迎えてのセミナーを静岡労政会館で行ないました。21名の方が参加して下さいました。

しゅうかいぜんけい2

チャリティ・ウォーク報告

2012/06/07 5:22 に Yasukazu Makino が投稿   [ 2014/06/26 3:30 に更新しました ]

2012年5月20日(日)、チャリティ・ウォークを行ないました。宇津ノ谷峠から丸子を経由して安倍川を渡り、ゴールの静岡市内青葉公園というコースを今年は歩きました。途中、昼食は丸子の「とろろめし」を食べました。おいしかったです。歩くことに対して、グループの活動費カンパを寄せてもらうという企画です。たくさん(?)のカンパが集まりました。

青葉公園で、取調べの可視化(全過程の録音・録画)について多くの方に知っていただくためパンフレットを配布しました。

丸子宿
街頭配布

ドキュメンタリー上映と 講演会「ピュア~ビルマ難民キャンプの子どもたち・希望の鐘」報告

2012/02/06 6:15 に Yasukazu Makino が投稿   [ 2014/06/26 3:28 に更新しました ]

2012年1月28日(土)13301530アイセル2141集会室において、ドキュメンタリー上映と

講演会「ピュア~ビルマ難民キャンプの子どもたち・希望の鐘」を行いました。

参加者は会員、一般合わせて17でした。ビルマの内務大臣あての、政治囚の釈放などを

要請するハガキを会場で配布しました。ご協力下さったみなさん、ありがとうございました。

 

講演要旨は以下のようなものでした。

     難民キャンプは、キャンプの外に出られず、自由が無いのである意味、刑務所と

同じ。希望を失うなどして自殺する人もたまにいる。

     ビルマ国内に取材に来たジャーナリストに対し政府が記者会見するときは「見聞き

した全部を書いてはダメ」と、規制される。

     「(2011年10月の恩赦で)全ての政治囚が解放されたわけではない」「イン

ターネットで外国人と通信しているとの理由で逮捕される」「麻薬取引などを口実に

逮捕される」「政府軍と少数民族の武装勢力との内戦が続いている」ビルマ政府は、

ビルマが民主化されたと宣伝しているが、これらの理由により、ビルマはまだ

民主化されたとはとうてい言えない。

     政府軍と少数民族の武装勢力の戦闘で、どちらも、貴重な国の金を使っている

ので戦闘を止めさせたい。中国国境付近に主に居住するカチン族の難民は6万人にも

達している。

     非民主的な2008年憲法の改正には国会で4分の3以上の賛成が必要。現状では

改正は難しい。日本政府なども民主化に向けて圧力をかけてほしい。本当の民主化とは

法の下に皆が平等になること。現状では一部の特権階級は無法状態である。

・ ビルマを支援するなら、一番困っている、国境付近の少数民族を支援してほしい。難民キャンプ
から祖国に帰れるのは内戦が終わってからだが、家も仕事もないので内戦が終わってもすぐには帰れ
ない。民主化に向かいつつあるとの政府の宣伝のせいで外国からの支援が減りつつあり、しかも、難民
キャンプよりも国内への支援にシフトしている。難民キャンプの人たちへの支援を引き続きしてほしい。

 
集会全景写真.JPG
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2011年12月22日  アムネスティ日本公開書簡

アムネスティ日本 
http://www.amnesty.or.jp/

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外務大臣  玄葉光一郎 殿

公益社団法人アムネスティ・インターナショナル日本  事務局長    若林秀樹


ビルマ(ミャンマー)訪問:人権状況の改善のために、明確なメッセージを

公 開 書 簡


 貴殿が12月25日からビルマ(ミャンマー)を訪問することを受け、アムネス
ティ・インターナショナル日本は、日本政府がビルマにおける人権状況の改善を
一層進めるようビルマ政府に明確に伝えるよう、要請いたします。

 ビルマでは、今年に入って310人以上の政治囚が釈放されました。アムネス
ティは、これを歓迎します。しかしながら、その一方で、いまだに1000人以上の
政治囚が囚われていることを、アムネスティは憂慮しています。政治囚の多く
は、平和的に民主化を訴えたり、自らの政治的意見を述べただけで禁固刑を言い
渡された「良心の囚人」であると、アムネスティは考えています。

 また、10月12日に230人以上の政治囚が釈放された後も、アムネスティは獄中
に残された政治囚に対する非人道的な処遇に関する報告を受けています。報告に
よると、ヤンゴンのインセイン刑務所では、減刑が適用されなかった複数の政治
囚が抗議のために、10月26日からハンガーストライキを開始しました。しかし当
局は、ハンガーストライキを実施した政治囚に水を与えず、その結果、脱水症状
を起こした何人かの政治囚が病院に搬送されたと伝えられています。また、8人
の囚人が、犬を収容するための独房に閉じ込められたとの報告も受けてい
ます。

 アムネスティは、少数民族の市民に対する人権侵害についても深く憂慮してい
ます。ここ数年、カイン、カチンおよびシャン州などいくつかの少数民族の地域
では、紛争が再発、あるいは激化しており、ビルマ軍による非武装の市民への広
範で組織的な人権侵害が続いていると報告されています。少数民族の市民に対す
る重大な人権侵害の可能性は、トマス・オヘア・キンタナ国連特別報告者が、
2010年3月の国連人権理事会においても指摘しています。

 このような状況を踏まえ、アムネスティは、貴殿がビルマ訪問中に以下の事柄
をテインセイン政権に明確に伝えるよう、強く要請いたします。

(1)すべての「良心の囚人」を、例外なく、即時かつ無条件に釈放すること。

(2)政治囚には、国際的に明確な犯罪容疑がかけられているとビルマ政府が主
張するのであれば、国際基準に則って、即時に公開の場で公正な裁判を行うべき
である。そうでなければ、すみやかに政治囚を無条件で釈放すること。

(3)いかなる政治囚も、拷問や非人道的な取り扱いを受けないことを保証する
こと。

(4)少数民族に対する残虐行為を止めること。

(5)政府開発援助(ODA)については、政府開発援助大綱の実施原則に掲げる
ように、「基本的人権及び自由の保障状況に十分注意を払い」、人権が具体的に
保障されるようにすること。

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