「飯塚事件を考える」講演会

2011/12/14 5:05 に Yasukazu Makino が投稿   [ 2014/06/26 3:19 に更新しました ]
飯塚事件講演会
2011年11月26日(土)、「飯塚事件を考える」と題して、
この事件の弁護団
共同代表の徳田弁護士による講演会を行いました。参加者は約20名でした。

この事件において犯人とされ死刑が確定した久間さんは最初から一貫して全面否認で、 

冤罪の疑いが非常に濃厚で再審請求を準備していたにもかかわらず刑が執行されて
しまいました。

足利事件ではDNAの再鑑定の結果無罪となりました。ほぼ同じ時期に発生した飯塚
事件では、足利事件と同じく警察庁科学警察研究所でのDNA鑑定が決定的な証拠
とされましたが、その方法において、犯人と思われる者の試料と被害者から採取さ
れた試料を同時に鑑定機械にかけなければならないものをその通りに行なっていない
など、証拠として非常に疑問に思われるものが決定的なものとして採用されている。
遺留品の発見現場付近で目撃された人物像についても目撃証言を捻じ曲げ検察
の推理に合致する部分のみを証拠としているなど、非常に合理性に欠ける裁判で
あったとのことでした。

再鑑定できる試料が全く残されていないそうで、そのような、追試可能性を残した
形で行なわれた鑑定でなければ証拠能力がないという原則を実現させることの
重要性も訴えられていました。

死刑執行時期も、足利事件でDNA再鑑定が決定し再審開始と報道された直後で
あり、何かの意図があるのかと疑われるともおっしゃっていました

そのほか、矛盾や問題の多い捜査、裁判、刑の執行であったことがよく分かるお話でした。


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